
もーやだ困るー (∵`)
Windowsユーザーさんには関係ありませんが、テンプレート全般には関係あります。Mac用フォント指定の見直し のススメ。
消えた「ヒラギノ角ゴ Pro」「ヒラギノ角ゴ ProN」
無くなっちゃったです (∵`)
フォントというのは パソコン(OS)にバンドルされていなければ表示ができません。
無くなった結果どうなるかというと、はいドン

明朝体 ですね。はいドン

こちらも明朝体。明朝体というのは紙面なら良いんですが、webページで全文を明朝にされると読みづらくてかなわん。FC2のフォントファミリー指定は現状では以下の通りです。
font-family: 'ヒラギノ角ゴ Pro W3', 'Hiragino Kaku Gothic Pro', メイリオ, Meiryo, 'MS Pゴシック', sans-serif;
Mac用フォント指定がひとつしかありません。たぶん。それが「ヒラギノ角ゴ Pro W3」です。続く「Hiragino Kaku Gothic Pro」は英語表記の同じフォント… のつもりだろうこれは(たぶん)
なぜ「たぶん」を付けるかは後述します。
Catalinaではこのフォントが無くなった。第一優先フォントが消失し、以降のメイリオなどはWindows用フォント指定ですから最終までスキップして適用されるのは総称ファミリーの「sans-serif」です。これは日本語で言うところのフォント種「明朝体」ではないんですが、こうして明朝体になってしまう方がいらっしゃるかも。
* serifは明朝体、sans-serifはゴシック体です。
ヒラギノ角ゴ ProNはGoogle Chromeのデフォルトフォント
システムフォントが角ゴ ProNなので訪問先のwebページのフォント指定いかんで総称ファミリーが適用されます。FC2の場合は sans-serif ですね。なのに明朝体になる、という方は Chromeのフォントカスタマイズでsans-serifが未設定になっている はずですので、ここをちゃんと指定すれば改善されます。アップグレードで「明朝体になってもーてる!」という方が多いようなので情報として。私は指定していましたので明朝化はしませんでしたが、おかげでこの件に気づくのが遅れた。
----- 2019.10.17 追記
仕組みがわかりづらいようなので補足説明です。
- 何故sans-serifの指定を指定ない人が多いのか --- ChromeのシステムフォントがProNなので自動適用され、指定する必要が無かったから
- 何故明朝体になったのか --- sans-serifの指定が無い上にシステムフォントのProNが消失したため該当フォントが無くなり、serifの指定が代替表示となったから
----- 追記ここまで
問題はテンプレート
比較的古い時期にリリースされたテンプレートでMac第一優先フォントがPro/ProNに指定されているものは 意図したフォントでの表示が行われなくなります。存在しないのですから当たり前です。なので稼働している作者さんは一度見直しをしてもらえると良いかな、と。
Hiragino Kaku Gothic Pro W3Hiragino Kaku Gothic Pro W6Hiragino Kaku Gothic ProN W3Hiragino Kaku Gothic ProN W6Hiragino Kaku Gothic Std W8Hiragino Kaku Gothic StdN W8
----- 2019.10.16 追記
ごめんなさい。上記フォントは 任意ダウンロード でした。なので角ゴシック系は全滅というか使えないと思った方が正しいです。お詫びして訂正致します。
----- 追記ここまで
角ゴシック系は上記以外はもうありません。第二、第三優先フォントになるか総称ファミリーまでスキップするかは指定内容によります。こういうこともあるんで、やはり 古いテンプレートの整理は必要 だと思うんですね。
あとChromeのsans-serif体が未指定という方は相当数が多いと思います。そしてテンプレートで総称ファミリーまで到達しているものがこれまた相当数あります(製作者さんは是非自主的な修正を)
根本的な問題を言うと、今回のAppleの方針にいろんなサイトが合わせてくるはずなんですね。つまりフォント指定の修正を行ってくる。Chromeも恐らくシステムフォントを変えてくると思います。sans-serifの指定をしていないユーザーが結構多い、と書きました。結局総称ファミリーまでたどりつていしまうので「なぜに明朝!」となるわけで、総称まで行かなければ(Macバンドルフォントが発見されれば)そういうびっくり仰天な事態にはなりませんので、すると逆にユーザーはこの件に非常に気づきにくくなってきます。例えばFC2がフォント指定を正したとしたら「管理画面は明朝じゃなくなったけどテンプレートは明朝のままだな…」とかそういうことになる。
製作者がMacを所有していないとなると全く気づかない可能性もあります。すると意図しないフォントのままテンプレートを放置あるいは旧来の内容のまま提供し続けたり、ということが起こります。Macユーザーはみなさんが思うほど少なくはありません。デザイン関連に携わる人のMac率なんかは元々非常に高いですしね。
あともう一点、旧Firefox向けの名残で「日本語表記と英語表記を記載する」という方も多いです。私もそうしています。現在では英語表記さえあればOKになっていますので正直もう日本語表記の必要はないっちゃないんです。
例)
font-family: 'ヒラギノ角ゴ Pro W3', 'Hiragino Kaku Gothic Pro', sans-serif;
Macでは日本語表記は無視されます。この事実も初耳という方が居るかも。なので上記指定の場合に選択されるのは Hiragino Kaku Gothic Pro です。そしてこのフォントはもう無いので 総称の sans-serif まで到達。
というかFC2のこの指定(公式テンプレートもこの指定が多い)は以前からちょっとよくわからん指定だな、と思ってはいました (∵`)
日本語・英語併記したいのか別フォントの意味で指定しているのか謎。
まとめ
とりあえず弊テンプレートに該当はありません。セーフ… ( ̄∀ ̄;)
デザイン界隈では「W3推し」それが功を奏したという感じで ^^;
----- 2019.10.16 追記
ワタクシちょっと思い違い致しまして。弊テンプレートの場合第三優先フォントに Hiragino sans を指定していますので、現在はそちらで表示されているはずです。もちろんCatalinaにアップグレードしていない、という方は旧来のままヒラギノ角ゴシックです。別件でテンプレートメンテナンスが入ることがあれば修正(というか優先順位の変更)を行いたいと思います。
----- 追記ここまで
FC2スタッフさんもフォント指定の見直しをして頂ければなぁ、と思います。つってもこんな過疎ブログ見とらんわな ←
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