議論は好きではないのでディベートの類ではなく個人的見解ということで (´・ω・`)

太字の「strongタグとbタグの違い」にはSEOとの関係はないそうです
ブログの記事を書く時に、文字列の一部分に「太字」を用いて視覚的に強調して、閲覧者さんに印象づけする場合がありますよね。 でも、その太字の表現の仕方には複数の方法があることは、ブロガーさんならそれなりにご存知かと思います(笑) つまりはHTMLタグでその文字列を太くする方法と、CSS(カスケーディング・スタイルシート)を使って、もっと多彩に装飾して表現する方法がありますが、弊記事はそのHTMLタグを用いた一...
なるほどなるほど。Googleは strongもbも同じように扱っているよ! ということですね。
で、記事主のぼっちんさんは「SEOとして論争するのは無意味なのではないか」ということをおっしゃっているのですね。
結局はこの「SEOとして」という立ち位置が本件については一番重要です。何故なら マークアップの正確さとSEOが完全に一致するとは限らない からです。
strongタグとbタグの定義の違い
<b>他の文章と区別したいテキスト</b>
<strong>意味を強調したいテキスト</strong>
意味・用途が全く違うのですが、描画の見た目は同じ です。
bタグというのは例えば製品名などが文章中にある場合に
「Apple社から新作の iPhone が発売されました。」
と、こんな感じで使うと「iPhone」という商品名が視覚的にもよりわかりやすくなります。ただしhtmlというのは原則として 視覚が最重要事項ではない ので、ここでさらに適切な説明をするには テキストと区別をしている という感じになりますでしょうか。
並ぶテキストと区別をするには結局のところ文字色を変えたりサイズや太さを変える、という方法が取られることになりますので、目的の性質上どうしても見た目と同列に扱うことになります。
一方strongタグは意味を強調したい場合に用います。
「健康にとって最も良いのは睡眠を取ることである。」
こんな感じですかね。睡眠が大事だ!というのを強調しているわけです。
strongタグの方は「意味を強調」するわけですから、つまり記事として書いた内容の中核であったり本旨と深く結びついているであろうという予測が立ちます。
記事の内容がディズニーランドのアトラクション紹介なのにいきなり健康の話しが出てしかも強調されているとは考えにくいですよね。
意味を強調したい文章がある = 記事内容として重要である可能性が高い
という点から、多用することでSEOに悪影響があるのではないか、というわけです。
それを元Googleのカッツ氏が否定したわけですよね。「そんなことないよ。同じように扱ってるし。」と。
Googleの持つ「はからいのアルゴリズム」
要するにコレだと思うんですよ。で、端的に言うと
SEO的に間違いではないが、構文的には間違い。
htmlには「使いみち」「使いどころ」というのが必ずあるわけなんですが、カッツ氏が言っているのはそれらについてGoogleは 独自アルゴリズムでよきにはからっている ということでしかないんですね。
GoogleがSEOの質疑応答を行う際に非常によく出てくるフレーズが以下のようなもの。
「xxxはyyyとして扱っています。何故なら ほとんどの人が正しく使えないからです。」
つまりどういうことかというと、「構文ルール的にどうかと思うけれども、君らのほとんどが正しく理解していないから俺たちが上手いことやっておくよ。」ってことです。
Googleのアルゴリズムというのはすごいんですよ。構文が間違っていても、その間違いがマジョリティ化しているのであればもう正しい感じで扱う、と(笑)
(というよりも「察してくれる」という表現の方が的を得ているかもです)
htmlというのは本来とても難しいものなんですが、そうなると一部の技術・技能を持つ人しかwebを利用できなくなってしまいます。
良い記事・ためになる記事を書ける文章力の高い人がhtmlを知らないがばっかりに検索結果から外れてしまう、なんてことがあるとそれは多くの人にとっての損失です。
ですからGoogleのはからいのアルゴリズムというのはとっても大事なんですね。
で、これが個人的見解であり個人的結論ですが、これはカッツ氏がGoogleのアルゴリズムの一部を教えてくれている、ということです。「どうなんですか?」と聞かれたので「Googleはこんな風にやってますよ」と教えているだけというか。
そしてGoogleこそがSEOの絶対王者なのですから、Googleが「等しく扱っている」というのであればやはりその通りなのだと思います。
だからといって 正統であるのかどうか と問われればそれはYESとは言えないと思います。明らかに定義が違うのですから、SEOという舞台を離れたならばまた別の見解が待っている、と。
結局どうすれば良いのか
SEO を主軸にして考えるのであれば、Googleが言う通り「使い分けはあまり気にしなくて良い」ということになるでしょう。
構文ルールの正確さ を軸にするならば適切に使い分けるべきです。
もっと踏み込んで言うと strongタグとbタグの定義の違いを知っている人はGoogleのはからいに頼る必要はない とも言えると思います。
ブログカードリンク先のぼっちんさんの記事内容は正しいと思いますよ。ちゃんと SEOとしては という条件が含まれています。
正しい定義を知っていてもどうにもできない場面というのがあります。FC2で言うならば「コメント欄」「エディターのツール」などがあります。
「正しく使いたくても仕様でどうにもできないんです。SEOとかどうしたら良いのですか?」
という問に対しては
「Googleは同等に扱っていますので過敏になる必要はないですよ。」
が一つの回答になるかと思います。
ただしwebの技術者・専門家が同じことを言って良いか、実行して良いか、ということになるとそれは違うのではないかと思います。
webデザイナーを自称する方のwebページの太字テキストが全てstrongで書かれていたら、とてもじゃないがその方にwebページを制作してもらおうという気持ちにはなれません。
ということで、カッツ氏の「strongもbも同じ感じで。」というのは システム上致し方ない環境下で困っている方へ向けての 「俺らに任しとき」的回答である、と結論。ぼっちんさんの記事内容も同様 (o'ω')ノ
ちなみにこのページ内のstrong要素はどこでしょーか?答え合わせはしませんが(ぇ?)
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