SSL対策時の注意【全てのURLをhttpsに書き換えてはいけない】

SSL対策時の注意【全てのURLをhttpsに書き換えてはいけない】

webのあれこれ
2017/12/09 0
vanillaice (Akira)
vanillaice (Akira)
Instruction SEO AOSSL SSL

FC2ブログでSSL通信が提供されて約2ヶ月経過しております。
既に切り替え済みの方、現在切り替えのために修正作業中の方、といろいろだと思いますが、来年中には全てのブログが強制SSL移行 になると予測されますので、何も対策していない方は今からでもすべきです。

対策作業時の注意事項なんだけども。
個人的に一番「危険」だと思うのは「エクスポート&インポート」によるスキーム一括修正です。
その理由を説明します。

全てのスキームを修正するのは間違い

スキーム というのは
http://vanillaice000.blog.fc2.com
URL中の黄色部分で、通信手段の名称(プロゥトコル)を示します。

URLが必要な場面というのは通常だと概ね以下の通り。

  • <img> 要素の src 属性
  • <script> 要素の src 属性
  • <iframe> 要素の src 属性
  • <embed> 要素の src 属性
  • background-image プロパティの url

ブログ上で使われるというとこのぐらいかな、と思います。
最後の url値 はhtmlタグの属性ではなくCSSプロパティの値です。
上記は全て修正が必須となるURLです。

修正の必要がないというよりも、修正してはいけない URLもあります。

  • <a> 要素の href 属性

です。
a要素のhref属性というのはご存知の通り、ページ遷移 を主に扱う時に利用します。
遷移指定先は 内部リンク(自身のブログ内) かもしれませんし、外部リンク(他者のページ) かもしれません。
いずれにしろ、遷移先がhttpアドレスであるにも関わらず勝手にhttpsに変えてしまうと、そのページには辿り着けません。

遷移先がSSL化しておらず http スキームのままである場合、https を指定してしまってはそのページへ移動することはできません。
URLは一文字でも違えば別の住所ですから当然です。
遷移先のアドレスが以前はhttpで現在はhttpsの場合。つまりSSL化された場合、httpスキームのままリンクを残しても、該当ページに正しくリダイレクト設定が行われていれば辿り着けます。
リダイレクトというのは「繋ぎ直し」のことですので、電話の転送と同じくプログラムが正確であればちゃんと目的は果たせます。
しかし逆はダメです。相手が http なのに https でリンクしても逆方向にリダイレクト設定されていることはまずありませんので繋がりません。
遷移先ページが

  • SSL非対応(つまり http でしかアクセスできない) の場合

には http のまま残しておかないと一生辿り着けません。

現在だとFC2ブログという井の中でさえ http と https が混在しているような状況です。
迂闊に一括置換などしてしまうとリンク切れ状態となる可能性が高いですね。

一括置換を用いる場合、href属性を対象外にする 作業ができるのであれば問題ありません。
全スキームを対象に作業した場合は危険です。

エクスポート&インポートするとURLが変わってしまいます

FC2ブログの個別記事URLは以下のような特徴を持っています。
(下記リンク先で確認)

FC2ブログ 全記事一覧「連番」の仕組み - FC2ブログのあれこれ

FC2ブログには 全記事一覧 というページが用意されています。 これまで公開した記事の一覧ですね。 見た目(デザイン)はテンプレート毎に違います。 また、テンプレート内容に全記事一覧に関するものが含まれていない場合もあり、その場合にはFC2ブログが準備しているデザインで表示が行われます。...

全記事一覧の説明をしていますが、つまりは FC2ブログの個別記事URL生成の仕組み の説明でもあります。
あなたがもし一度でも 下書き保存をしたことがある のなら、一度でも 記事の削除 をしたことがあるのなら。
欠番が確実に存在しています。

インポート&エクスポートを行うと 欠番が埋められてしまいます。
結果、欠番埋め発生以降の記事のURLが全て変わってしまうことになります。
既に検索結果にインデックス済みの記事の場合、検索結果の記事概要と実際のページ内容が噛み合わない といった事態に陥ります。

例)
https://***/blog-entry-4.html「コロッケの作り方」
https://***/blog-entry-3.html「カレーライスの作り方」
https://***/blog-entry-2.html 記事削除による欠番
https://***/blog-entry-1.html「煮物の作り方」

仮に元の記事の状態が上記だったとします。
インポート後は

https://***/blog-entry-3.html「コロッケの作り方」
https://***/blog-entry-2.html「カレーライスの作り方」
https://***/blog-entry-1.html「煮物の作り方」

こうなってしまいますね。
カレーの作り方を見ようと思って検索から来た方は、コロッケの作り方が書いてあるページを読まされることになるわけです。
インデックス内容はじきに書き換わりますが、それがすぐに行われる確証はどこにもありません。全てはGoogle次第です。
再インデックス要請(Fetch as Google)をしたとしても、です。
検索結果とページ内容が違う。それは あなたのブログの信用に関わります。

まとめ

なんでもかんでも https に変えりゃ良いというわけではない、ということですよね。
インポート&エクスポートに関して言えば、
FC2のURLの特徴を踏まえており、一括置換時にhref属性を避けることができ、全欠番を把握してインポート時の修正ができる
という条件下であれば行っても良いと思います。
これらを理解せずに「一括」の謳い文句につられてやってしまうというのは考えものです。
一括置換という方法自体は便利・簡単ではありますが、一歩間違えればとんだ愚策と成り果てます。

何か大きな作業を始める際は 目的・手段 だけでなく 予測される結果 を把握してから行いましょう。

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