
独自変数に不具合が生じているのではないか、という仮定のもとに書いています。具体的な内容としては リスト型ページ送りで1ページ目に戻った際に正しいページが表示されない、あるいは404 not foundになる というものです。どちらになるかは エイリアス機能を利用しているかどうか で分かれます。また、不具合ではなく仕様変更の可能性もあります。
2020.5.28
本件の顛末については以下のリンク先でご確認ください。結論としては 不具合ではなく仕様 です。
えーと。まぁタイトルの通りです(笑) 「カテゴリページのみ最初の1ページ目にクエリが付かないのは不具合ではないか」という件ですが、結論としては 仕様 ということで確定です。...
はじめに
本件が自身に関係しているかどうかについて、非常にややこしい条件づけなどがありますので注意深く読み進めて頂ければ、と思います。
弊テンプレートのみで発生するのではなく FC2ブログ全般 です。
概要
症状
カテゴリページ種から リスト型ページ送りの「1ページ目」を選択・クリックした際に、正しいページ(滞在カテゴリの1ページ目)に移動しない場合がある。結果はパターン別に分かれる。
前後ページ移動のみのページ送りに影響はありません。また、対象ページ種は カテゴリ のみです。
パターン1 - jQuery利用ページ送り
- エイリアス機能利用なし --- 影響なし
- エイリアス機能利用あり --- ページ送り自体が利用不可(正しいURLを抽出できません)
このパターンの場合は本件とは別で エイリアス機能を利用した時点でページ送りが死亡 という案件です。エイリアス機能については以下のページを参照。
FC2ブログにパーマリンク設定(カスタムURL)が新規実装されました
sneak peek的にチラリとお知らせのあった カスタムURL機能 実装のアナウンスが届いていますので、現時点でわかっていることについての簡易説明や注意点などを。...
パターン2 - ネイティブJS利用ページ送り
- エイリアス機能利用なし --- 未分類カテゴリ(カテゴリNO「0」の1ページ目に強制的に移動)
- エイリアス機能利用あり --- ページ表示不可(404 not found)
最も影響が大きく、また最も汎く利用されているのがこのパターンです。
未分類カテゴリ というのはブログ開設時に必ず存在しており、名称変更は可能ですが削除はできません。カテゴリ番号は0です。また「エイリアス機能利用なし」の場合はさらにパターンが分かれます。
- 滞在カテゴリのページ総数が 3ページ以上 --- 影響なし
- 滞在カテゴリのページ総数が 2ページ --- 影響あり(カテゴリNO「0」の1ページ目に強制的に移動)
このパターン細分が「気づき」を非常に困難にしています。各カテゴリの記事総数がいくつになり、何ページに渡るのか、というのは偶発的というか。
原因
<%prevpage_url>変数で出力されるはずのページ指定のためのクエリ(パラメータ)が最初の1ページ目だけ付かない
FC2ブログのページ種というのは、最初の1ページ目については 2種 存在しているのが特徴です。実際には他にも存在しますが今焦点になるのは以下の2種です。
① 正規URL
https://xxx.blog.fc2.com/blog-category-カテゴリ番号.html
② クエリ付きURL
https://xxx.blog.fc2.com/blog-category-カテゴリ番号-0.html
この2つのURLは同一のページです。ページ内にあるカテゴリのリンクをクリックした場合、(テンプレート製作者が意図的に操作をしていないという条件で)該当カテゴリの1ページ目に遷移します。その際のアドレスは①の正規URLです。
ページ送りで該当カテゴリの1ページ目以外へ移動した後、再度1ページ目に戻りたい場合はページ送りの「1」を押すことになりますよね。

すると②のクエリ付きURLになります。これまではそうでした。
現状のFC2は独自変数だけでリスト型のページ送りを設置することができません。モバイル用変数にはあるんですが、PCの変数と互換性が無いんですね。レスポンシブテンプレートは「PC」の枠に入りますので利用ができません。
そのため製作者がページ送りのJSをFC2のシステムに頼らずに実装するしか無いんですが、全てに於いて頼らないというわけにはいきません。ページ種(エリア)を特定する変数や基礎となるURLの変数は必須です。そして URLの規則性を特定できなれけば実装できません。
これまでは <%prevpage_url> という変数は全てのページにクエリを付ける、今回の場合はエイリアス機能の利用がなければ -ページNO エイリアス機能の利用があれば ?page=ページNO がそのクエリに当たりますが、これを付加するという仕組みでした。最初の1ページ目は -0 と ?page=0 です。しかしこれが付かなくなったとなればすなわち 法則性の崩壊 ですからページ送りのJSは正しく動作しません。
ページ項数が3以上の場合にこの症状が出ないのはJS内容への依存であって、根本的な問題は クエリの有無 です。
なんか意味がわからんなぁ… という方は以下のリンクを開き、遷移先ページの記事下にあるページ送りで1ページ目に戻り、ブログタイトル下のパンくずリストでどのカテゴリに滞在しているか確認を行ってください。「配布終了・旧作カテゴリ」の category-103 のはずが「未分類カテゴリ」の category-0 に
2020.5.28変わってしまう様子をご確認頂けます。
* 弊ブログがエイリアス機能を利用していれば404になるところです。
現在は修正しましたので正しいページへ遷移します。
発生時期
これがわかりません。もしかすると既に数ヶ月経過している可能性もあります。
FC2ブログの「パーマリンク設定」現時点で仕様や問題点まとめ
連日この話題ばかりで気の萎える限りではありますが。2019年12月18現在でわかっている不備や仕様についてまとめたいと思います。...
エイリアス機能リリース直後、カテゴリのページ送りに問題がありました。「URL末尾にページ認識のためのクエリがつかないため2ページ目以降に移動できない」というものです。こちらについては既に解消済みですが、この時期既に発生していた可能性もあります。
仕様変更かもしれないと考える理由
URLというのは適切な処理を行わないとクローラーに 重複コンテンツ と解釈されてしまいます。弊テンプレートについてはこのクエリ付きURLのクロールを極力行わせないよう nofollow の指定を行っています。「極力」というのは例え「リンクを辿らないでくれ」と明示してもGoogleの腹一つでクロールしてしまうことがあるためです。ですからそれに加え canonical といって正規URLの指定も行っています。
ただこれらの処理をテンプレート作者全員が行うとは限りません。もしかしたらそのために代表の1ページ目だけはクエリを付けない、という対処を取ったのかもしれない。それかただのシステム不具合(笑)
こればっかりはわかりませんので、運営の方へは問い合わせを行います。仕様変更である、となれば JSの書き直し をしなければいけませんね。そして現状のFC2ではURLのクエリを利用したページ送りがほとんどですから リスト型ページ送りを導入しているほぼ全てのテンプレートが使えなくなる ことを意味しています。作者が既に撤退している場合などは修正のしようが無いのですから、FC2にしっかりと整理してもらう(インストール不可の処置を取る)なり、何らかの対応をして頂かないと。
前後ページ送りを使えば良いだけのことなんですが、記事総数が多いブログで前後のみは拷問でしかない わけですから、そのあたりも考慮して欲しいなぁ、というところです。
まとめ
現状こういった感じなので、ともかく運営からの返答を待ちたいと思います。
月1ペースで新テンプレートをリリースしていましたが今月(2020年5月)は見送りますね。次回は6月20日以降を予定しています。その間にブログ内限定配布テンプレートをリリースするつもりでしたが、この件の対処ができるかどうかで遅らせる可能性も。
モバイル用のページ送り変数が利用できるようになれば一番良いんですけどね。スタッフさんにはこのページをご覧頂くようにお願いしますので、併せてご検討頂ければ幸いです。ユーザーのみなさまには報せが入り次第追ってご連絡します。
あとスタッフさん、ごめんなさい。私報告時に「エイリアス機能」を「アンチエイリアス機能」って書いて送っちゃった ←